
三浦代表が畏怖した、プロレスラー 長州力との出会い
あれは高校生の夏です。
僕はそれまでの人生で初めて、心から恐怖を感じました。
それが畏怖、だと気付いたのは、それから数年後の話でした。
昨日、仕事終わりに車で移動中、突然に代表がこんなコトを口に。
なんですか、それは?
気になります!
もっと続きを!
と先を促すと、代表はポツリポツリとしゃべりだした。
あれは夏の暑い日だった。
私と同級生でいなヤンだった友人のY君は、熊本の市民体育館で開催された、プロレスに城南町から自転車をかっ飛ばし、見に行った。
年に1回あるかないかのイベント。
当時プロレスマニアだった私は気分が高揚していた。
当時、人気絶頂だった蝶野正洋、長州力、武藤敬司たちを見る為に、私は猛暑の中、自転車を2時間飛ばし、プロレスを熊本市内までみにきたのだ。
使い捨てカメラを片手に、各プロレスラーが通る、入場花道へ。
もう絶頂の高揚感。
そこへまず、武藤敬司が。
モニュ
どうにかレスラーの体を触ってやろう、と夢中で手を出したら、武藤敬司の胸をわしづかみに。
それが何と柔らかい。
けがしにくい、柔らかい筋肉を持っていたのだ。
次に蝶野正洋。
「*&%*&&!!!!!」
蝶野正洋は花道で客に何かを言い放ちながら、マットまで進んでいる。
でも、何てしゃべっているから全く分からない。
・・・・・滑舌が悪すぎる。
それでも蝶野正洋は私の中のヒーロー。
滑舌がどんなに悪くても、江頭2:50のような黒タイツ格好でもヒーロー。
そして最後に長州力。
私は大ファンだった長州力と写真が撮りたくて、花道の手前にある、スペースで長州力が椅子に座って待機してるのを発見し、ダッシュでそこへ。
いっしょに写真撮らせて下さい!!
「子供と流石に撮らせてくれるしょ」と子供心に計算が働く。
・・・・・・・・
反応がない。
よし、もう一度だ!
写真撮らせて!!!
・・・・・・・
・・・・・・・
殺すぞ!!!!!!!!!!
まさに一蹴。
普段、子供同士で遊びで言い合う言葉。
でも、今日のそれは大人に初めて言われた言葉だった。
忌憚なき「殺すぞ!!!!」
本気の「殺すぞ!!!!」
おしっこがちびった「殺すぞ!!!!」
当時の私は本当に震え上がった。
この長州力っておっさんは、今本気で俺を殺そうと思ってる。
学校の先生に習った、「日本は海外と比べて殺人の危険性は低いです」ていうのは嘘だったんだ。
僕は・・・・・殺される。
おしっこが1デシリットルほど、絶妙にちびった時、長州力は名前を呼ばれ、花道に繰り出していった。
「助かった」
僕はもうそれしか考えられなかった。
ただ5分後には、全てを忘れ、リング上に立つ、長州力を全力で応援していた。
そんな城南町の少年の夏休み。
如何でしたか?
10分で書き上げた、生ぬるい小説風の、若き代表の甘ずっぱ、、否。甘辛い思い出。
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